お知らせ
趣旨と目的
科学技術や情熱をもって岐阜から世界を変えようとするチームを発掘・育成することを目的に「第2回岐阜テックプラングランプリ」を開催します。
「岐阜テックプランター」は、岐阜県を中心とした研究機関の研究者・テクノロジーベンチャー企業の発掘・育成をしていくことで、持続的に産業が創出されるエコシステムの構築を目指します。
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人に設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2022年3月1日(火)〜2022年9月30日(金)
審査基準
株式会社リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性
2. 実現可能性
3. 世界を変えそうか
4. パッション
表彰
最優秀賞…1件
企業賞 …OKB賞、榎本ビーエー賞、篠田JALCA賞、テクノプレニードヒダ賞、トーカイ賞、長谷虎紡績賞、ミヤキチ賞、YK賞、BIPROGY賞、リアルテックファンド賞
主催
特別共催
地域開発パートナー
後援
運営サポート
所在地・面談場所
株式会社リバネス 東京本社
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル6階
(担当:宮内・伊地知)
電話:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199
※面談は、オンライン(Zoom、Google Meet、Teams、Skype 等)でも行なう予定です。
応募からの流れ
3月1日(火)エントリー開始
9月15日(木)キックオフイベント
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチーム(申込み先着順にて受付け、定員に達し次第〆切)等が集まり、交流を行ないます。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は、審査には関係しません。
9月30日(金)エントリー締め切り
エントリー締め切り日までに提出された内容にもとづき、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、希望者には応募内容に対するフィードバックを行ないます。
ファイナリスト決定
書類審査を通過した希望者に対し、グランプリに向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談も設定可能です。
11月26日(土)第2回岐阜テックプラングランプリ
株式会社リバネスおよびパートナー企業からなる審査員に対して、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行ないます。グランプリは、出場者およびパートナー企業など事前申し込みによるセミクローズドでの開催となります。審査終了後、表彰式を行ないます。
グランプリ概要
グランプリ名 | 第2回岐阜テックプラングランプリ |
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場 所 | ソフトピアジャパンセンタービル ソピアホール (〒503-0006 岐阜県大垣市加賀野4丁目1番地7 ソフトピアジャパンセンタービル3階) |
開催日時 | 2022年11月26日(土)13:00-19:00 |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、パートナー企業、地元企業や大学の方々) |
当日のタイムライン(予定)
12:30-13:00 開場
13:00-13:25 開会式、趣旨説明、審査員紹介
13:25-13:45 基調講演 FiberCraze株式会社 代表取締役社長 長曽我部 竣也 氏
13:45-14:30 ファイナリストプレゼンテーション(Presenter①〜③)
14:30-14:40 休憩
14:40-15:25 ファイナリストプレゼンテーション(Presenter④〜⑥)
15:25-15:35 休憩
15:35-16:20 ファイナリストプレゼンテーション(Presenter⑦〜⑨)
16:20-17:20 審査タイム/会場投票・ライトニングトーク/ポスターセッション
17:20-18:20 表彰式・閉会式
18:30-19:00 情報交換会
審査員
修士(農学)。研究開発から経営管理、地域開発、教育開発など多様な事業分野を経験し、2012年より執行役員に就任。大手企業や地域中核企業のアセットを活用したプロジェクト開発やベンチャー企業の研究開発・事業開発のサポートを担う。また、経営企画室にてブランディングや人材育成の企画開発を担い組織の基盤強化と価値向上にも取り組む。
オリックス株式会社、みずほフィナンシャルグループを経て、2014年5月株式会社大垣共立銀行に入社。2017年6月に取締役名古屋支店長に就任。2018年6月より常務取締役を務め、現在に至る。当社が地域循環型社会の担い手として、持続可能な地域づくりに貢献できるようサステナビリティに関する各種取り組みを推進。
2016年榎本ビーエー株式会社入社。2018年2月、同社取締役に就任。現在は工作機械事業部の副事業部長として、工作機械メーカーとの紐帯強化、業務改善、販路拡大に従事するとともに、お客様の声を踏まえた自社製品の改良、開発にも携わっている。
1986年入社、土木建設資材販売及び付帯工事に従事。平成29年現職就任。近年は社長と共に環境事業にも注力し、2010年に木製防音壁「安らぎⅡ」が第7回エコプロダクツ大賞・農林水産大臣賞を受賞。自然・再生可能エネルギー事業を確立。現在、「エコ」をテーマにした電力自立型実験施設を郡上市ひるがのに建設中。
法政大学経済学部卒業、1997年に株式会社テクノプレニードヒダ(当時:株式会社肥田ゴム)入社。2011年、代表取締役就任。事業の主力をゴム成型から素材加工(混ぜる)技術へ業種転換を進めてきた。2020年、COVID-19が蔓延する中で食の安定生産について考えるようになり、自社の混ぜる技術でアグリ分野への貢献を考えている。
1986年株式会社トーカイ入社、ダストコントロール事業、リネンサプライ事業を経て1991年より20年以上にわたり病院関連事業に従事。医療機関の寝具洗濯リネンサプライや、看護補助、患者給食、院内清掃医療周辺業務のアウトソーシング化推進し、事業を通じて病院経営の効率化や医療福祉の質向上に努める。2017年6月に同社取締役就任、2022年6月より現職。
1980年1月11日生まれ。岐阜県出身。42歳。麗澤瑞浪中学・高校を卒業後、麗澤大学に進学し2003年3月、同大を卒業。2003年4月、長谷虎紡績株式会社に入社。大阪支店や中国の子会社社長を経て2019年12月、5代目として長谷虎グループの代表取締役社長に就任。
2015年に名古屋工業大学卒業。大手自動車部品系商社にて新規拡販活動を行う。2018年より宮吉硝子株式会社にて常務取締役を経て、2020年より代表取締役社長に就任。現在は、中期経営計画の目標達成に向けて新たな「価値創造」へ挑戦中。ベンチャー支援をライフワークとし、複数のベンチャーに経営戦略/営業/ファイナンスの支援を行っている。
成城大学卒業後、伊藤忠商事株式会社入社。平成18年に吉岡株式会社に入社し、営業本部次長、香港関連会社 Managing Director兼任、専務取締役就任を経て、平成27年同社代表取締役に就任。平成28年より株式会社アンセル、平成30年より株式会社ビル・モーガン代表取締役を兼任。繊維業界と地域に恩返しとして、様々な活動に取り組んで参りたいとおもいます。
大学卒業後、日本ユニシス(当時)入社。公共企業(航空・鉄道・旅行・テレコム・物流・ヘルスケア等)及び金融機関(信託・マストラ、メガ銀、保険・証券、ネット銀等)担当の事業部長を経て、2022年度より金融部門全般を担当。
ドイツのフライブルク大学生物学修士課程修了後、マリーキュリーフェローとしてポーランドはクラクフのヤギェウォ大学にて3年研究職に従事。2017年ボストンコンサルティンググループ入社。株式会社ACESにて深層学習を用いた新規事業開発を担当した後に2021年にリアルテックホールディングスに参画。
基調講演
講演タイトル「秘められた大学技術と岐阜の技術力を結集させ、世界の課題に立ち向かう」
FiberCraze株式会社 代表取締役社長
1997年愛知県一宮市生まれ。 自身が研究に従事した世界初の技術の可能性に惹かれ、仲間とともに製品化を始める。 “秘められた技術の新たな価値を見出し、社会に繋げることで未知なる可能性を発揮する“という思いのもと大学院在学中の2021年、23歳でFiberCraze株式会社を創業。 “素材の力で社会課題を解決し、人々の豊かな生活に貢献する“をミッションに掲げ、生活や産業の発展を担うインフラとなる素材の確立を目指す。
最終選考会ファイナリスト
衛星データとAIにより広域な土壌分析を一括で行う。化学肥料の価格高騰への対応や脱炭素社会に向けて、施肥量の適正化が求められている。衛星データを活用したサービス「Sagri」で圃場の生育管理および土壌分析の効率化を目指す。
呼気へ直接アプローチしてウイルスを不活化する、今までにないウイルス不活化装置を核融合技術から生み出す。本装置を救急車に搭載し、救急医療分野に貢献、その他空調などへ多用途展開を目指す。
- OKB賞
- ミヤキチ賞
MCI発見システムを開発し、記憶力・判断力・視空間認識・注意力・見当識・行動力の検査結果に対して、個別プログラムを提供してMCIからの回復を目指す。3年後、5年後、10年後に認知症になっていないためのプロジェクトである。
- トーカイ賞
麦芽かすは、これまでビール業界で廃棄物として処理されてきた。麦芽かすは、ビール製造工程において水分を多く含む。そのため、水系での化学反応を使った再資源化が必要で、我々はセルロースナノファイバーへの応用に挑戦している。
- YK賞
- 榎本ビーエー賞
紫外線は健康増進効果があるが、皮膚光老化という有害作用もある。我々は日常レベルの日光浴で生じうる皮膚バリア破綻機構を発見した。本現象を特異的に防ぐ機能性食品を開発し、ワンランク上のスキンケアを実現する。
世界初の定常核融合炉の開発および社会実装を目指している。なかでも、発電等社会インフラに最も適したヘリカル型という日本初の方式のものの研究開発を進め、 2040年までに初号機の商用稼働、発電開始が目標である。
- 最優秀賞
- 長谷虎紡績賞
近年、自宅で療養、介護を受ける方が増えているが、ベッド上での洗髪は、受ける側と実施する側にも大変な作業であり、双方に負担が大きい。我々は、ベッド洗髪システムを開発し、双方に安全・安心、快適・安寧を届けることを目指す。
- リアルテックファンド賞
白金担持粒状活性炭にわずか10Wのマイクロ波を照射するのみで活性炭上に局所超高温反応場を形成する。メチルシクロヘキサンや2-プロパノールなど液体の水素貯蔵物質を反応場に移送させ、99.9%以上の高純度水素ガスを生成する。
- 篠田JALCA賞
- BIPROGY賞
普通のPCに専用装置を接続し、青果物・食品の体積、密度の測定、各種物性の測定を可能とするシステムを開発・販売する。例えばキウイフルーツの追熟後糖度を処理前に予測選果し、用途別流通により食品ロスの低減が実現できる。
- テクノプレニードヒダ賞
ライトニングトーク
チーム名 | 所属 | 発表者氏名 | テーマ名 |
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株式会社イガ再資源 | 株式会社イガ再資源 | 髙野 丈大 | 液状の食品残渣を活用した飼料開発 |
IBF Tokai | 岐阜大学 | 今泉 鉄平 | 昆虫食品の嗜好性バリアフリーを目指した加工プロセスの構築 |
ChemCosy | 岐阜大学 | 喜多村 徳昭 | 収束的合成による抗ウイルス薬シーズの迅速探索 |