― 2022年 ―

2022年度エントリー
6月3日16日締切

お知らせ
趣旨と目的

FUKUSHIMA TECH PLANTER(福島テックプランター)は、豊かな自然を有する福島県が持つ研究成果・技術力を産業に結びつるためのプラットフォームです。情熱をもって福島県から科学技術で世界を変えようとするチームを生み出し、県内外の有力企業等との連携により、ロールモデルとなるベンチャー企業を創出することを目的に「第5回福島テックグランプリ」を開催します。

対象

リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。

募集期間

2022年4月1日(金)〜2022年6月3日(金)16日(木)

応募方法

ウェブサイト(https://id.lne.st/pre_regist?s=tp)にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入によりご応募ください。

審査基準

株式会社リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション

表彰

最優秀賞…1件

企業賞 …数件を予定

主催
福島県
アカデミア・コンソーシアムふくしま
株式会社リバネス
2022年地域開発パートナー
SCSK株式会社
株式会社F-Design
堺化学工業株式会社
株式会社タイズスタイル
株式会社バイオインパクト
株式会社浜野製作所
株式会社フォーカスシステムズ
株式会社フォーカスシステムズ
リアルテックホールディングス株式会社
所在地・面談場所

〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル6階
株式会社リバネス 東京本社
TEL:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199
Mail:[email protected]
担当:地域開発事業部 井上麻衣

※面談は福島県内での直接訪問の他、オンライン(Meet、Zoom、Teams 等)でも行う予定です。

応募からの流れ

4月1日(金)エントリー開始

ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを伝える説明会等を大学単位、個別に開催することも予定しています。お気軽にお問い合わせください。

6月3日(金)16日(木) エントリー締め切り

提出いただいた内容にもとづき、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。

ファイナリスト決定

書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。

7月23日(土)第5回福島テックプラングランプリ 最終選考会

福島県内主要機関およびパートナー企業からなる審査員に対して、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業に加えて、地元企業や大学の方々も参加します。審査終了後、表彰式を行います。

グランプリ概要

グランプリ名 第5回福島テックプラングランプリ
場 所 郡山ビューホテルアネックス 3F 雲水峰(〒963-8004 福島県郡山市中町10-10)
開催日時 2022年7月23日(土)13:00-19:00
参加対象 ファイナリスト、パートナー企業、アカデミアの研究者、大学生・大学院生、中高生など
※セミクローズド(事前登録制にて開催)
※ファイナリスト:9チーム(エントリーから選抜)
見学申込み こちらからお申込みください。

当日のプログラム(予定)

13:00〜13:30 主催者挨拶/趣旨説明/審査委員紹介
13:30〜13:45 基調講演
13:45〜14:30 最終選考プレゼン(Presenter①〜③)
14:30〜14:40 休憩
14:40〜15:25 最終選考プレゼン(Presenter④〜⑥)
15:25〜15:35 休憩
15:35〜16:20 最終選考プレゼン(Presenter⑦〜⑨)
16:20〜17:20 次世代アントレプレナーピッチ・ポスターセッション
17:20〜18:20 審査結果発表および表彰式
18:30〜19:00 交流会
※プログラムは変更の可能性があります

審査員

株式会社リバネス
代表取締役社長 CKO
井上 浄

博士(薬学)、薬剤師。大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。博士過程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教、慶應義塾大学特任准教授を経て、2018 年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者。多くのベンチャー企業の立ち上げにも携わり顧問を務める。

SCSK株式会社
ビジネスデザイングループ ヘルスケアセンター
ヘルスケア事業企画部 副部長
坂尾 剛史

信州大学工学部 修士課程修了2003年SCSK(旧CSK)に入社。家電などの組み込み業界を担当後、通信、医療機関、製薬企業向けにAIやインターネットを活用したソリューション開発・導入の責任者を務める。現在はヘルスケア領域の新事業立ち上げに従事。大手医療機関や製薬企業、再生医療事業者など業界を横断したプレイヤーとの共創により地域医療の効率化などのDX事業の推進を担う。

株式会社F-Design
代表取締役
藤本 恵介

株式会社東京アールアンドデーに入社後、メカエンジニアとして次世代車両の開発に従事。2006年に個人事業創立後、2008年に株式会社F-Designを設立し、「ものづくり開発支援会社」として様々な業界の試作、少量~中量生産プロジェクト案件の開発支援業務をスタート。エンジニアとデザイナーの併走開発価値を提供。現在、福島ロボットテストフィールドなどを活用し、走行型のサービスロボット開発に注力中。

堺化学工業株式会社
小名浜事業所 松原工場 開発課
吉田 遼平

2012年大阪大学大学院工学研究科修了。同年堺化学工業株式会社入社。中央研究所にて蛍光体、燃料電池材料の研究開発に従事。その後、小名浜にて六角板状酸化亜鉛に代表される化粧品原料の開発を行うとともに、プラント設計から新プラント立ち上げ、品質管理を担う。現在は、日焼け止め市場に新たな価値を提供し得るナノ酸化亜鉛の開発に注力。

株式会社タイズスタイル
代表取締役
吉田 学

2011年3月11日東日本大震災を福島第一原子力発電所構内で経験。避難生活をしながら原子力災害復旧に携わる。2014年1月株式会社タイズスタイル一級建築士事務所設立。2020年7月HAMADOORI13を50人程度の若者による任意団体として発足。応援者を増やしながら2021年1月一般社団法人HAMADOORI13を設立し浜通り地域の若者連携活動を本格スタートさせる。設計事務所、建設事業のほかグループ会社として経営コンサルティングおよびマーケティング事業を行うビジネスゲートウェイ株式会社設立。また、店舗企画運営、健康食品企画販売、最先端ドローンの研究開発など、幅広く福島復興のための事業を推進。

株式会社バイオインパクト
代表取締役
杉原 淳一

各省庁や研究機関の科学研究費助成(ファンディング)情報と研究者情報やプレスリリースを組み合わせた国内最大級の研究課題・研究者データベース「日本の研究.com」を運営している。研究試薬・機器会社等の販売支援事業や、機械学習、自然言語処理を用い構築した、研究分野等の独自分析アルゴリズムを活用し、製薬企業等の産学連携マッチングやKOL探索サービス等を提供している。

株式会社浜野製作所
取締役副社長
宮地 史也

1985年岐阜県生まれ。大学卒業後、大手工作機械メーカー、世界シェアトップのセラミックスメーカー、外資系生命保険会社を経て、2017年浜野製作所に入社。現在では、浜野製作所の取締役副社長兼製造部、設計開発部、品質管理部各部署の部長を務め、同社の製造を一手に担う。自転車競技トライアルの元全日本チャンピオン、世界選手権上位者でもある。

株式会社フォーカスシステムズ
ITイノベーション事業本部
業務推進事業部 ビジネスクリエーション部
中村 和人

1999年 株式会社フォーカスシステムズ入社。インフラ系システムエンジニアとして銀行他金融機関のインフラ構築業務に主に携わる。2018年より同社新事業創造に取り組み、大学との共同研究、ベンチャー支援、自社製品を使用した実証実験などに関わる。近々では直近では産業技術総合研究所の研究分担者として、日本医療研究開発機構のウイルス等感染症対策技術開発事業、滋賀県近未来技術等社会実装推進事業に採択された実証実験などを推進。

リアルテックホールディングス株式会社
グロース・マネージャー
山家 創

東北大学を卒業後、研究開発型半導体ベンチャーで経営企画などを経て、2015年にリアルテックホールディングスに参画。2020年に地域発のベンチャーへ積極的な投資を行う「グローカルディープテックファンド」の組成をリード。参画企業である地域金融機関や事業会社と連携して、優れた技術を持つベンチャーを支援・育成することで、世界の課題解決と地域経済の活性化を目指す。

最終選考会ファイナリスト

シャル・ウィール・ダンサ
【発表者】野田 幸矢 / 福島工業高等専門学校
段差に強い不整地対応全方向移動車輪ロボット

不整地において狭い場所で車両同士がすれ違う場面では全方向移動できることが望ましい。全方向移動車両に蒸気機関車のような機構を付けることで、不整地踏破性能を劇的に向上させた新たな移動車両の実用化を目指す。

Aizu Exploration LAB
【発表者】山田 竜平 / 会津大学
ロボットとの協業による人類の活動領域の拡張

地震・風水害による土砂崩れや原発事故地等の災害地域及び海底、極域、月惑星等のいわゆる人が近づけない「極限環境」で活躍するロボット技術を研究開発し、人間の探査・活動領域を広げていく事を目指している。

E-スパコン
【発表者】鈴木 大輔 / 会津大学
スパコン性能で極小電力消費のIoT利用を実現する

IoTのセンサノード端末などにおいて、不揮発メモリを単なる記憶だけでなく演算にも活用する「不揮発ロジック」という新しい回路技術により、極小電力のみでスパコンなみの高度処理能力を活用できる世界を目指す。

Space Actuator
【発表者】鈴木 晴彦 / 福島工業高等専門学校
極省エネルギーの動力伝達機構で宇宙居住・生産を可能にする

近未来に訪れるであろう地球外環境での居住や生産拠点開発を見据え、極省エネルギーかつロスやダストを極限に抑えた低・微重力場(宇宙環境)で利用できる無制御型の非接触回転機/アクチュエータの開発を目指している。

再生膵島班
【発表者】佐藤 直哉 / 福島県立医科大学
間葉系幹細胞を付加した複合型膵島細胞シートの開発

これまでに開発した膵島細胞シートの生着率改善のため細胞保護作用がある間葉系幹細胞を付加した複合型膵島細胞シートを作成する。この技術確立により重症1型糖尿病に対する膵島移植の長期生着改善が期待される。

Pousse-café
【発表者】米城 陽 / 福島県立医科大学
音楽療法のポテンシャルが最大化された世界の実現

音楽療法のポテンシャルを最大限に引き出すために、アクセシビリティの向上・受療者側要因による効果の個人間差異の低減・実証を通したエビデンスの集積・治療効果の向上を目的としたシステムを構築する。

WonderGlove
【発表者】荊 雷 / 会津大学
繊細な桃収穫の手作業を可視化するデータグローブ

福島県は日本有数の果物王国だが、生産者の高齢化や後継者不足が課題にある。特に桃の収穫は繊細な手作業で未経験者には難しい。加圧を調整するデータグローブによって未経験者でも就農しやすい未来を目指す。

発酵のちから酒かす研
【発表者】藤井 力 / 福島大学
「酒粕」の発酵の力を活かして健康長寿社会をつくる

清酒の副産物「酒粕」では、酵母や麹菌が生産する脳機能改善成分や抗加齢成分を、現実的な摂取量で効果が期待できる量摂取できる。酒粕の成分を活かした食品開発と研究活性化により、健康長寿社会の実現を目指す。

Coベネフィット
【発表者】原田 茂樹 / 福島大学
都市に拡散する汚濁を資源にする循環型社会システムの構築

都市において拡散した汚濁を、能動的に回収する社会工学的技術を使い、その設置方法や着脱方法などのシステムとしての技術開発により資源とすることで、資源循環が成立するコベネフィットな持続可能社会の構築を目指す。