2021/11/29

【実施報告】第4回福島テックプラングランプリ　最優秀賞は奥羽大学「Newデンタルラボ」に決定！

株式会社リバネスは、2018年より福島県にてシードアクセラレーションプログラム「福島テックプランター」を開催しています。福島テックプランターは、福島県による大学発イノベーティブ・ベンチャー創出事業の委託を受けて、株式会社リバネスが企画・運営するプログラムです。福島県から世界を変える研究者・ベンチャーを発掘し、伴走支援していくことを目的に、福島県、アカデミア・コンソーシアムふくしまと連携し、「第4回福島テックプラングランプリ」を開催いたしました。

4年目となる2021年度は、19チームのエントリーから書類選考を経て選ばれた9チームが口頭発表を行い、会場投票および審査員による審査の結果、7つの企業賞と最優秀賞が授与されました。
（ファイナリスト・審査員の一覧はこちらをご参照ください）

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最優秀賞には、Newデンタルラボ（発表テーマ：「口腔細菌ベイオネラを使った新しい虫歯予防法の開発」　代表者：奥羽大学講師眞島いづみ氏）が選ばれました。同チームは、誰でもかんたんに健康な歯で長生きできる世界を目指すし、ゲノム編集を施した口腔細菌ベイオネラを口腔内に定着させることで、ブラッシングのテクニックを必要としない新しい口腔ケアを提案しています。ご本人が歯科医師でありながら、技術の社会実装にかける情熱を持ち研究を進める様子が高く評価され、また事業化に向けてパートナー企業との様々な連携可能性が見込めることから、最優秀賞の選出となりました。

当日、会の冒頭には基調講演として、株式会社e6s（えしっくす）創業者である、日本大学工学部教授中野和典氏にご登壇いただきました。中野氏は、第2回福島テックプラングランプリに「ロハスのトイレ」というチームでファイナリストとして登壇し、事業化に向けた検討を進めてこられました。そして、2021年4月に、連携先企業の担当者を代表として迎え入れる形で、水を自給自足するトイレの社会実装を目指す株式会社e6sを設立されました。基調講演では、大学研究者が研究成果の事業化に向けて歩まれた道のりについてお話しいただき、今年度のファイナリストに熱いエールを送ってくださいました。

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テックプラングランプリ以降は、各パートナー企業との事業連携の創出や、資金調達支援、研究者の異分野交流会など、各チームの創業フェーズに合わせた支援を継続いたします。今後も、リバネスはパートナー企業、大学研究機関、自治体の皆様とともに、福島県の新産業の創出に貢献して参ります。

以下、当日の受賞結果をご覧ください。
（Photo by 野木茂之）