― 2021年 ―

2021年11月27日
福島テックプラングランプリ
見学者募集中!
(〆切 11/26)

お知らせ
趣旨と目的

FUKUSHIMA TECH PLANTER(福島テックプランター)は、豊かな自然を有する福島県が持つ研究成果・技術力を産業に結びつるためのプラットフォームです。情熱をもって福島県から科学技術で世界を変えようとするチームを生み出し、県内外の有力企業等との連携により、ロールモデルとなるベンチャー企業を創出することを目的に「第4回福島テックグランプリ」を開催します。

対象

リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。

募集期間

2021年8月1日(木)〜2021年10月26日(火)

応募方法

ウェブサイト(https://id.lne.st/pre_regist?s=tp)にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。

審査基準

株式会社リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション

表彰

最優秀賞…1件

企業賞 …数件を予定

主催
福島県
アカデミア・コンソーシアムふくしま
株式会社リバネス
2021年地域開発パートナー
株式会社クレハ
株式会社タイズスタイル
コージンバイオ株式会社
ダイキン工業株式会社
株式会社フォーカスシステムズ
株式会社フォーカスシステムズ
リアルテックホールディングス株式会社
株式会社グローカリンク
所在地・面談場所

〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル5階
株式会社リバネス 東京本社
TEL:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199
Mail:[email protected]
担当:地域開発事業部 秋永

※面談は福島県内での直接訪問の他、オンライン(Meet、Zoom、Teams 等)でも行う予定です。

応募からの流れ

8月1日(木)エントリー開始

ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを伝える説明会等を大学単位、個別に開催することも予定しています。お気軽にお問い合わせください。

8月下旬〜9月下旬 第4回福島テックプランターオンライン説明会(全2回)

福島テックプランターについてのオンライン説明会を開催します。福島テックプランターを活用することで実現できることや過去の実績等の紹介の他、エントリーのポイントや書類作成のコツなどをお伝えします。また、研究費公募など外部資金獲得に関する情報等、研究者にとって有益な情報も紹介します。なお、当日の参加有無は審査には関係しません。

10月26日(火) エントリー締め切り

提出いただいた内容にもとづき、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。

11月初旬 ファイナリスト決定

書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。

11月27日(土)第4回福島テックプラングランプリ 最終選考会

福島県内主要機関およびパートナー企業からなる審査員に対して、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業に加えて、地元企業や大学の方々も参加します。審査終了後、表彰式を行います。

グランプリ概要

グランプリ名 第4回福島テックプラングランプリ
場 所 郡山ビューホテルアネックス(福島県郡山市中町10-10)
開催日時 2021年11月27日(土)13:00-19:00
参加対象 ファイナリスト、パートナー企業、アカデミアの研究者、大学生・大学院生、中高生など
※セミクローズド(事前登録制にて開催)
※ファイナリスト:9チーム(エントリーから選抜)
見学申込 こちらからご登録ください(リバネスIDへのご登録が必要になります)

当日のプログラム(予定)

13:00〜13:30 主催者挨拶/趣旨説明/審査委員紹介
13:30〜13:45 基調講演
13:45〜14:30 最終選考プレゼン(Presenter①〜③)
14:30〜14:40 休憩
14:40〜15:25 最終選考プレゼン(Presenter④〜⑥)
15:25〜15:35 休憩
15:35〜16:20 最終選考プレゼン(Presenter⑦〜⑨)
16:20〜17:20 ライトニングトーク・ポスターセッション
17:20〜18:20 審査結果発表および表彰式
18:30〜19:00 情報交換会
※プログラムは変更の可能性があります

審査員

株式会社リバネス
代表取締役社長 COO
髙橋 修一郎

設立時からリバネスに参画し、教材開発事業やアグリ事業の立ち上げを行う。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築した。さらに独自の研究助成「リバネス研究費」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。2010年より代表取締役に就任。

株式会社クレハ
研究開発本部 研究企画部 担当課長
山根 和行

1986年呉羽化学工業株式会社(現株式会社クレハ)入社。主として研究開発部門において機能性樹脂製品の開発業務に従事。特に世界で初めて工業的量産化に成功した生分解性樹脂ポリグリコール酸の事業化に関しては開発初期の基礎研究から用途開発、知財の出願及び防衛、さらには法規対応と幅広く従事。2021年4月より現職。

株式会社タイズスタイル
代表取締役
吉田 学

2011年3月11日東日本大震災を福島第一原子力発電所構内で経験。避難生活をしながら原子力災害復旧に携わる。2014年1月株式会社タイズスタイル一級建築士事務所設立。2020年7月HAMADOORI13を50人程度の若者による任意団体として発足。応援者を増やしながら2021年1月一般社団法人HAMADOORI13を設立し浜通り地域の若者連携活動を本格スタートさせる。設計事務所、建設事業のほかグループ会社として経営コンサルティングおよびマーケティング事業を行うビジネスゲートウェイ株式会社設立。また、店舗企画運営、健康食品企画販売、最先端ドローンの研究開発など、幅広く福島復興のための事業を推進。

コージンバイオ株式会社
常務取締役
中村 雄一

2001年大和証券株式会社に入社。営業店でのリテール業務に従事。その後、新光証券株式会社(現みずほ証券株式会社)に転職し、投資銀行部門にて、未上場企業へのIPOやM&Aのコンサルティング営業を担当する。2009年にコージンバイオ株式会社に入社。営業、経営企画、新規事業などに携わり、2016年に同社常務取締役に就任。中国上海の子会社立ち上げ、味の素社との合弁会社味の素コージンバイオ株式会社の設立を担当する。

ダイキン工業株式会社
テクノロジー・イノベーションセンター
副センター長 兼 CVC室長
三谷 太郎

2011年京都大学農学部卒、ダイキン工業入社。入社後、管理会計業務や2012年に買収した米国住宅用空調大手「Goodman社」のPMI等に携わる。2015年に社外留職で投資銀行業務を経験。帰任後、2017年にオープンイノベーションのグローバル拠点である「テクノロジー・イノベーションセンター」副センター長に就任。M&Aや出資等、コーポレートベンチャリングの推進を担当。2019年よりCVC室長を兼任。

株式会社フォーカスシステムズ
ITイノベーション事業副本部部長 兼 事業創造室長
松坂 裕治

1995年株式会社フォーカスシステムズに入社。システム開発SE、IT基盤のSEを経てマネージャーとして従事後、営業責任者に就任し主要なお客様との協業や事業計画の立案および提案を行いITサービス事業の推進をしている。現在、事業創造室の室長を兼務し、スタートアップ企業や大学の研究室と関係を構築し新たな事業を創造する活動に従事。直近では、VR/AIの研究開発を行う新会社の設立や名古屋工業大学と共同研究、ドローンを活用する事業の創造に従事。

リアルテックホールディングス株式会社
グロース・マネージャー
山家 創

東北大学経済学部を卒業後、研究開発型の半導体ベンチャーで経営企画などを経て、2015年にリアルテックホールディングスに参画。2020年には地域発のリアルテックベンチャーへ積極的な投資を行う「グローカルディープテックファンド」の組成をリード。参画企業である地域金融機関や事業会社と連携して、優れた技術を持つベンチャー企業を支援・育成することで、グローバルな課題の解決と地域経済の活性化を目指す。

株式会社グローカリンク
代表取締役社長
大坂 吉伸

慶應義塾大学大学院経営管理研究科を修了。三菱UFJ銀行、国際協力銀行(JBIC)への出向、東京大学生産技術研究所特任研究員、科学技術振興機構(JST)ACCELプログラムマネージャーを歴任。グローカリンクの代表取締役社長に就任し、現在に至る。創業前チームへのハンズオン、創業直後ベンチャー企業への投資育成実績多数。各社顧問、取締役として主体的に関与。

最終選考会ファイナリスト

MT lab.
【発表者】森 崇理 / 福島工業高等専門学校
鉄とレアメタルを組合せて多段階の触媒反応を実現する

生体内で起きるような多段階の連続した触媒反応を人工的に再現することは困難だが、多彩な反応性を持つレアメタルと鉄を組み合わせる独自のハイブリッド触媒の創成技術で、生体触媒を凌駕する合成反応を実現する。

C単(じゅうにひとえ)
【発表者】佐々木 子龍 / 福島大学
酵素による廃プラの完全循環社会の実現

世界で初めて発見したポリプロピレン分解酵素の開発研究を進め、バイオ法による廃プラスチックの完全循環型社会の実現を目指す。

e-SmartLearn
【発表者】渡部 有隆 / 会津大学
誰でもスマートに演習教育が受けられる世界を実現する

高度な演習教育に存在する看過できない教育格差に対して、自動採点技術、適応型ユーザインタフェース理論、AIモデル群を主軸に、自律的に学習可能な演習環境を構築することで、誰でも学べる世界を目指す。

Newデンタルラボ
【発表者】眞島 いづみ / 奥羽大学
口腔細菌ベイオネラを使った新しい虫歯予防法の開発

誰でもかんたんに健康な歯で長生きできる世界を目指す。ゲノム編集を施した口腔細菌ベイオネラを口腔内に定着させることで、ブラッシングのテクニックを必要としない新しい口腔ケアを提案する。

F・I・T
【発表者】芥川 一則 / 福島工業高等専門学校
地域野外活動の完全自動運転を高精度3D地図で実現

人口減少局面における地域の課題をMarhy 3D Map(機械可読高精度三次元地図)を用いて解決する。産業と生活をオートメーション化すべく農業や宅配等の野外活動を完全自動化し経年優化する地方都市を実現する。

RMFD
【発表者】梶谷 宇 / 桜の聖母短期大学
食事によるマクロファージ機能制御で健康生活促進

独自のアニマルフリー技術で、食品によるマクロファージ機能制御機構を解明し、健康寿命延長のための食生活を提案する。福島県をはじめ地域や国の実情に合わせた「地産地消の生活習慣病改善プログラム」を展開する。

FLAGS
【発表者】樋口 光徳 / 福島県立医科大学会津医療センター
肺癌検診における人工知能(AI)の実用化

胸部X線写真読影の画像診断支援AIを作製した。本AIの医療機器承認を得て、肺癌の制御に必須な早期発見のほか、読影医の負担軽減、検診精度の地域差の課題を福島から解決し、世界に広げていく。

LINK
【発表者】丹野 淳 / 福島工業高等専門学校
メタン発酵技術を用いた循環型社会の形成

バイオマス資源を用いた循環型社会の形成は、地球環境問題を解決する一助となり得る。その社会実装の具体化に向け、メタン発酵技術に着目し、バイオマス資源のエネルギーポテンシャル分析やメタン発酵システムを評価する。

U-Aizu YAG LAB
【発表者】矢口 勇一 / 会津大学
空の自由と安全を担保する分散型無人飛行管理システム

ドローンや空飛ぶクルマが行き交う社会の実現のために、周辺の飛行体同士の合意形成を行うだけで、安全にフライト可能となる分散型の無人飛行管理システムを開発する。