「令和6年度広島県カーボンリサイクル関連技術研究開発支援業務」にて16件の申請が採択されました
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 COO:髙橋修一郎、以下「リバネス」)が、広島県の委託を受けて運営する「令和6年度広島県カーボンリサイクル関連技術研究開発支援業務」における「HIROSHIMA CARBON CIRCULAR PROJECT(ひろしまカーボンサーキュラープロジェクト)」にて、16件の採択が決定されました。
【採択者一覧】
区分 | 採択者 | 研究内容 | |
区分1
(研究単独型) |
広島大学 | 斉間 等 | 中小排出源を対象とした安全かつコンパクトな二酸化炭素キャリアの開発 |
呉工業高等専門学校 | 木村 善一郎 | 都市下水を起点とするサーキュラーバイオエコノミーの最重要部品となる電気アセトジェンの高速育種法確立 | |
広島大学 | 郭 方芹 | 再生可能エネルギー由来の変動的電力供給を想定したアルカリ水電解水素製造における電極劣化機構の解明 | |
広島大学 | 冨永 淳 | 光合成のダウンレギュレーションを検知する技術の開発 | |
区分2
(研究者提案型) |
横浜国立大学 | 本倉 健 | 廃棄太陽光パネル処理工程で得られるシリコン廃棄物を用いるCO2資源化反応 |
東京学芸大学 | 佐藤 公法 | 賦形化によりナノ分散された粘土鉱物による新規二酸化炭素固体吸収部材の開発とメタネーションによる利活用 | |
奈良先端科学技術大学 | 梅田 正明 | 樹幹バイオマスの飛躍的増産をもたらす新規技術の開発 | |
株式会社ウルバ | 難波 卓司 | 爆発的に成長する海藻により二酸化炭素を固定し、バイオマス燃料を生産する | |
名城大学 | 土屋 文 | ラジカル含有リチウム複合酸化物セラミックスの常温水分解を利用した二酸化炭素からメタンへの転換技術開発 | |
呉工業高等専門学校 | 及川 栄作 | 非加熱的に水から水素と熱生成法に使用する耐塩・耐アルカリ性装置の開発 | |
名城大学 | 神藤 定生 | シアノバクテリアによる CO2 を資源としたバイオエチレン生産事業化技術の開発 | |
福山大学 | 都祭 弘幸 | カキ殻を用いた環境配慮型コンクリートの開発とその CO2 固定化能力の評価 | |
区分3
(県内企業課題解決型) |
株式会社ZEエナジー | 松下 康平 | 牡蠣筏廃棄物を原料とした鋳鉄製造向けバイオマスコークスの開発 |
広島大学 | 斉間 等 | 実燃焼排ガスを用いた二酸化炭素のアンモニアメタネーションによるe-メタン合成の実証 | |
弓削商船高等専門学校 | 佐久間 一行 | 大気圧プラズマによる焼却炉排気ガスの有資源化研究 | |
合同会社アークス | 丹賀 直美 | 瀬戸内の環境に適応したカーボンリサイクル型海藻養殖技術の開発 |
16件の採択者採択者に対して、最長2年間、最大2,000万円/件の研究・実証資金とリバネスのコミュニケーターによる研究ステップアップ支援を実施することにより、広島県内でのカーボンリサイクルに係る研究・実証事業の数を増加させ、カーボンリサイクル関連技術の社会実装を推進いたします。
【HIROSHIMA CARBON CIRCULAR PROJECT概要】
広島県では、2050年までにカーボンリサイクルを本県産業の柱の一つとして育成し、県経済の発展、さらには世界のカーボンニュートラルに貢献することを目標に、カーボンリサイクルの「ファーストペンギン」になるべく、産学官連携や研究活動の集積に向けた取組に、いち早く着手しております。そこで、広島県は、更なる研究案件の発掘・開発を促進し、カーボンリサイクルの拠点化を図るため、県独自の「研究・実証支援制度」を創設し、研究資金とリバネスによる伴走の支援を行います。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/77/hccp.html
【今後のスケジュール】
令和6年9月26日 | 交付決定 |
令和6年11月21日 | 研究内容紹介イベント実施予定 |
令和6年3月 | 今回採択案件の令和6年度継続審査 |
問い合わせ:
担当:中島翔太、環野真理子
E-mail : [email protected]
TEL :03-5227-4198(株式会社リバネス)