【実施報告】第7回静岡テックプラングランプリ 最優秀賞は風水害リスクフォアキャスターに決定!
株式会社リバネスは、2018年より静岡県にてシードアクセラレーションプログラム「静岡テックプランター」を開催しています。「静岡テックプランター」は、静岡から世界を変えようとする大学の研究者やベンチャー企業を発掘・育成する創業応援プログラムです。このエコシステムに多様なパートナーの参画を促すことで、静岡県から新産業の種を生み出すことを目指しています。
7年目となる本年は、2024年7月6日(土)に浜松市にて「静岡テックプラングランプリ」を開催いたしました。17チームのエントリーから書類選考を経て選ばれた9チームが口頭発表を行い、会場投票および審査員による審査の結果、7つの企業賞と最優秀賞が授与されました。
(ファイナリスト・審査員の一覧はこちらをご参照ください)
最優秀賞には、風水害リスクフォアキャスター(発表テーマ:気象データを活用した事業障害リスクの可視化 代表者:豊橋技術科学大学 豊田 将也 氏)が選ばれました。同チームは、大雨や強風などといった自然災害が事業に与える影響の予測と、自然災害リスクの可視化を目指します。これにより「弱点となる気象状況」を明らかにすることで、風水害に強靭な社会の構築を目指していく、強い期待を込めて、最優秀賞の選出となりました。
当日、会の冒頭には基調講演として、株式会社アデノプリベント 取締役 渡辺 賢二氏をお招きしました。同社は、大腸がん患者の7割が感染しているコリバクチン産生菌を簡便に検出する方法を用いて、全く新しい大腸がんリスク検査「コリバクチン検査」を行っている企業です。静岡テックプラングランプリ2019にて、ヤマハ発動機賞を受賞。起業を契機にに様々なチャンスが広がっていった経緯をお話しいただくと共に、発表者へエールを送っていただきました。
また、会の後半では、ライトニングトークチームによるショートピッチに加え、各発表チームによるポスター発表も行い、議論が盛り上がりました。
テックプラングランプリ以降は、各パートナー企業との事業連携の創出や、資金調達支援、研究者の異分野交流会など、各チームの創業フェーズに合わせた支援を継続いたします。今後も、リバネスはパートナー企業、大学研究機関、自治体の皆様とともに、静岡県の新産業の創出に貢献して参ります。
最優秀賞
◯チーム名:風水害リスクフォアキャスター
◯発表者:豊橋技術科学大学 豊田 将也
◯テーマ:気象データを活用した事業障害リスクの可視化
静岡県内大学発ベンチャー支援協議会賞
◯チーム名:スペクトラムガーディアンズ
◯発表者:静岡大学 薗部 礼
◯テーマ:マイクロ分光器を活用した茶葉の品質評価
グローカリンク賞
◯チーム名:風水害リスクフォアキャスター
◯発表者:豊橋技術科学大学 豊田 将也
◯テーマ:気象データを活用した事業障害リスクの可視化
矢崎総業賞
◯チーム名:データドリブンウェア
◯発表者:沼津工業高等専門学校 佐藤 羽瑠
◯テーマ:『倉庫ナビ』デジタルツインで実現する木型管理
浜松いわた信用金庫賞・リアルテックファンド賞
◯チーム名:eZOVインターナショナル株式会社
◯発表者:Ushan Kulathunga
◯テーマ:光触媒機能ステンレスメッシュで水と空気をきれいに
みずほ銀行賞・ヤマハ発動機賞
◯チーム名:認知的インタラクションデザインラボ
◯発表者:静岡大学 大本 義正
◯テーマ:認知の不確定性に基づくWill-beingモデル
<本件に関するお問合せ>
株式会社リバネス 地域開発事業部 (担当:滝野)
TEL:03-5227-4198 / E-Mail:[email protected]