― 2023年 ―

2023年度エントリー募集〆切ました!!

お知らせ
趣旨と目的

TOHOKU TECH PLANTER(東北テックプランター)は、豊かな自然を有する東北エリアが持つ研究成果・技術力を産業に結びつけるためのプラットフォームです。情熱をもって東北エリアから科学技術で世界を変えようとするチームを生み出し、県内外の有力企業等との連携により、ロールモデルとなるベンチャー企業を創出することを目的に、第1回目となる東北テックプラングランプリ2023を開催いたします。

対象

リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。

募集期間

2023年4月3日(月)〜2023年9月29日(金)

応募方法

ウェブサイト(https://id.lne.st/project/tp_local/regist/basic_info/1)にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。

審査基準

株式会社リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 海外への展開力 4. 世界を変えそうか 5. パッション

表彰

最優秀賞(賞金30万円)…1件

企業賞(賞金10万円) …数件を予定

主催
株式会社リバネス
特別共催
株式会社みずほ銀行
2023年地域開発パートナー
NOK株式会社
株式会社グローカリンク
太陽誘電株式会社
東日本旅客鉄道株式会社
BIPROGY株式会社
リアルテックホールディングス株式会社
ロート製薬株式会社
協力
MASP(みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム)主幹校:東北大学
東北大学 科学者の卵養成講座
後援
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
福島県
所在地・面談場所

〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル6階
株式会社リバネス 東京本社
TEL:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199
Mail:[email protected]
担当:地域開発事業部 井上麻衣

※面談は直接訪問の他、オンライン(Meet、Zoom、Teams 等)でも行う予定です。

応募からの流れ

4月3日(月)エントリー開始

ウェブサイト(https://id.lne.st/project/tp_local/regist/basic_info/1 )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを伝える説明会等を大学単位、個別に開催することも予定しています。お気軽にお問い合わせください。

9月29日(金) エントリー締め切り

提出いただいた内容にもとづき、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。

11月18日(土)東北テックプラングランプリ2023

審査員に対して、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業に加えて、地元企業や大学の方々も参加します。審査終了後、表彰式を行います。

グランプリ概要

グランプリ名 東北テックプラングランプリ2023
場 所 東北大学 電子情報システム・応物系 復興記念教育研究未来館
工学研究科・工学部 電子・応物系復興記念ホール (宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6)
開催日時 2023年11月18日(土)13:00-19:00
参加対象 ファイナリスト、パートナー企業、アカデミアの研究者、大学生・大学院生、中高生など
※セミクローズド(事前登録制にて開催)
※ファイナリスト:12チーム(エントリーから選抜)

当日のプログラム(予定)

13:00〜13:30 主催者挨拶/趣旨説明/審査委員紹介
13:30〜13:45 基調講演
13:45〜14:45 ファイナリストプレゼン(Presenter①〜④)
14:45〜14:55 休憩
14:55〜15:55 ファイナリストプレゼン(Presenter ⑤〜⑧)
15:55〜16:05 休憩
16:05〜17:05 ファイナリストプレゼン(Presenter ⑨〜⑫)
17:05〜17:55 審査時間/ポスターセッション
17:55〜18:50 審査結果発表および表彰式
18:50〜19:30 交流会
※プログラムは変更の可能性があります

審査員

株式会社リバネス
代表取締役社長CCO
井上 浄

博士(薬学)、薬剤師。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。博士過程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教、慶應義塾大学特任准教授を経て、2018 年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる研究者であり経営者。

株式会社みずほ銀行
イノベーション企業支援部 部長
金田 真人

イノベーション企業支援部の部長として、融資、決済、関連VCからの出資、アクセラレーションプログラム運営、スタートアップと大企業の連携、IPO/PO支援などスタートアップの成長支援業務を牽引。東京、香港、シンガポールで総合化学、インフラ・ユーティリティのコーポレート&インベストメントバンキングに永年従事してきたほか、Fintechによる新規ビジネス開発経験もあり。MITスローン経営大学院卒。

NOKグループ ユニマテック株式会社
ケミノックス技術部部長
小金 敬介

1998年にNOKグループに入社。日本メクトロン株式会社に出向し、研究開発部門にて含フッ素機能性モノマーの開発とプロセス設計の業務に携わる。2002年に同社の化成品部門が分離独立したユニマテック株式会社においても、一貫して含フッ素低分子化合物の設計部門に従事。2023年には新事業創出を推進する役割も担い、現在に至る。

沖電気工業株式会社
技術本部 技術企画部 戦略企画室 シニアプロフェッショナル
竹内 晃一

1993年慶應義塾大学理工学研究科修了。博士(工学)。同年に沖電気工業入社。研究開発部門にて人工知能、Human Computer Interaction、遠隔コミュニケーションシステム、データアナリティクス、AI自動交渉などの研究開発及びプロジェクトリードに従事。1998年~2000年スタンフォード大学客員研究員。2020年4月より中央大学AI・データサイエンス社会実装ラボを創設し、機構教授を兼任。2020年3月より技術戦略及びイノベーション推進に関わる企画業務に従事。2023年4月より現職。

株式会社グローカリンク
代表取締役社長
大坂 吉伸

慶應義塾大学大学院経営管理研究科を修了。三菱UFJ銀行、国際協力銀行(JBIC)への出向、東京大学生産技術研究所特任研究員、科学技術振興機構(JST)ACCELプログラムマネージャーを歴任。グローカリンクの代表取締役社長に就任し、現在に至る。創業前チームへのハンズオン、創業直後ベンチャー企業への投資育成実績多数。各社顧問、取締役として主体的に関与。

太陽誘電株式会社
開発研究所 開発企画部 部長
藤井 徹

群馬県出身。長岡技術科学大学大学院卒。太陽誘電入社以来、光ディスク CD-R・DVD-R・BD-R開発に従事。開発部門長を務める。モノ・コト・オープンイノベーション・テックインキュベーションを目的として新川崎に太陽誘電(株)新川崎センター「SOLairoLab」を設立し現在に至る。北陸先端科学技術大学院大学 インダストリアルアドバイザーを務める。

東日本旅客鉄道株式会社
東北本部 マーケティング部 マーケット創造ユニット・ユニットリーダー
酒井 裕二

北海道大学大学院工学研究科修了、修士(工学)。1995年JR東日本入社。住宅分譲事業、信託銀行での不動産ファイナンス業務、東京駅丸ノ内駅舎保存復原、渋谷スクランブルスクエアなどターミナル駅の開発・エリアマネジメントなどソフトハードにわたり、まちづくり・くらしづくりの仕事を中心に従事。2022年より東北本部にて駅を中心としたまちづくり、生活ソリューション事業や地方創生などに取り組む。

BIPROGY株式会社
グループマーケティング部オープンイノベーション推進室室長 兼 キャナルベンチャーズ株式会社 取締役
松岡 亮介

2001年入社後、金融機関様向けシステムのエンジニアとして、大規模ミッションクリティカルシステムの開発に従事。専門領域はデータベース、ミドルウェア。並行して新規事業開発への取組みを進め、2018年より現職。オープンイノベーション推進の責任者としてスタートアップやVCとの連携を担当し、社会課題解決を目指す新規事業開発に取り組む。

リアルテックホールディングス株式会社
取締役執行役員
山家 創

東北大学を卒業後、研究開発型半導体ベンチャーで経営企画などを経て、2015年にリアルテックホールディングスに参画。2020年に地域発のベンチャーへ積極的な投資を行う「グローカルディープテックファンド」の組成をリード。参画企業である地域金融機関や事業会社と連携して、優れた技術を持つベンチャーを支援・育成することで、世界の課題解決と地域経済の活性化を目指す。

ロート製薬株式会社
HB東日本事業部 仙台営業所 東北COI推進室リーダー(兼)知財・ライセンス戦略部 技術アライアンスグループ
髙木 恭子

2016年ロート製薬入社、皮膚の弾性研究に従事し、スキンケア製品やオーラル製品の開発を行う。その後経営企画部門にてUSからの製品導入を通じ、製品企画や営業業務を経験。現所属・東北COI推進室では東北大学医学部眼科を中心とした共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT 2022年採択)の推進にコアメンバーとして従事し、地域貢献および新規事業の開拓に向け邁進中。

グランプリファイナリスト

株式会社里山エンジニアリング
【発表者】北川 桜子
ウッドバッテリーの開発と普及による地域資源の循環

電極材料に国産未利用木質バイオマスを用いた「ウッドバッテリー」の開発・普及を通じて、一次産業の再興、地域分散型エネルギー利用の促進に貢献し、生態系を含めた資源循環による新しい持続可能性を実現する。

  • NOK Dream Journey賞
  • JR東日本 東北本部賞
TIMアシストスーツ
【発表者】三土手 志苑 / 山形大学
農家の日常を守る農業用人工筋肉アシスト装具

農家の身体の負担を軽減するパワーアシストスーツを開発する。「人工筋肉制御」、「身体周りに沿う2関節筋構造」により、作業着を着る感覚でアシスト装具を身につけ、いつまでも農業に携われる日常を守る。

  • ロート賞
加齢に寄り添う明るい未来創造ラボ
【発表者】伊藤 銀河 / 岩手大学
新たな点眼薬の創出による健康寿命の延長へ

加齢に伴い眼の網膜細胞が傷害を受けて視力低下を引き起こす加齢黄斑変性の萎縮型には治療薬が存在しない。我々が突き止めた発症因子を元に、その分子を標的とする点眼薬を創出し、患者の視機能低下の抑制を目指す。

水加工システム
【発表者】西川 尚宏 / 岩手大学
環境と人に優しい水加工システムによる製造現場の改善

ものづくり(製造)における工場現場の5K(危険・汚い・きつい・臭い・暗い)を改善するため、油剤等薬剤不使用で電気化学的防錆等をして水を加工液とするSDGs対応水加工システムの商用化・社会実装を目指す。

  • リアルテックファンド賞
株式会社ElevationSpace
【発表者】小林 稜平
回収可能な小型宇宙利用プラットフォームの開発

現在の大掛かりな国際宇宙ステーションに代わる、地球へ帰還可能な無人小型衛星を開発する。宇宙空間での研究開発・実証を加速させることで、あらゆる産業が宇宙開発に関わり、誰もが宇宙で生活できる世界を目指す。

  • みずほ銀行賞
Advanced Energy Storage
【発表者】長﨑 陽 / 東北大学
水素・超電導貯蔵による電力需給調整システムの実装

再生可能エネルギーを主力電源化して供給変動が大きい場合にも、電力需給を火力なしで高精度で調整できる水素・超電導電力貯蔵装置等を利用した先進的なエネルギー貯蔵技術の基盤を構築し、脱炭素化に貢献する。

  • 最優秀賞
ディープセンシング
【発表者】園田 潤 / 仙台高等専門学校
シミュレーション×AI地中レーダロボット活用の創出

シミュレーション・AI・ロボットの組合せにより、災害捜索・インフラ点検・環境調査等における現場に向かい、電波を使った地中レーダ画像から地中等の内部物体推定するまでの全自動化を実現する。

  • 太陽誘電賞
輝翠TECH株式会社
【発表者】山田 莉那
宇宙探査技術を活用した農業用AIロボットの開発

ビッグデータ解析による自律性を導入した A Iロボットを活用し、世界中の中規模農家の労働力不足と高齢化社会による農場規模の拡大不能を克服し、地方の豊富な資源を活用し続けることで、地方を活性化に繋げる。

  • BIPROGY賞
株式会社リピドームラボ
【発表者】中西 広樹
リピドームの価値がモノの価値を変える社会を実現する

生体分子リピドームは、食事や運動など様々な生活環境により大きく変化する特徴を持つ。リピドームを網羅的に探索し特異的に評価することでQuality of lipidによるQoLの向上を目指す。

バイオマスケイカルチーム
【発表者】吉田 曉弘 / 弘前大学
水産・農産廃棄物からのケイカル製造による資源循環

貝殻・ウニ殻等の水産廃棄物と稲わら・もみ殻等の稲作廃棄物とをケイ酸カルシウムに変換する技術により、水産・農産廃棄物を有用物質として活用する地域内での資源循環と一次産業の活性化を目指す。

  • グローカリンク賞
株式会社eロボティクス
【発表者】板羽 昌之
船舶係留型UAVを活用した鉛直気象観測システム

日本の沿岸海域は気象・海象の変化が著しく、地形条件による難所も多く海難多発海域になっている。そこで船舶や航空機の航行に支障を来す海霧等の発生・消滅メカニズムにスコープして、海と空の安全性向上を目指す。

株式会社北三陸ファクトリー
【発表者】眞下 美紀子
うにの再生養殖で、世界の海を救う

磯焼けの原因となっている、老齢のやせうにを採取し、独自開発した生簀・飼料でやせうにを再生養殖。同時に殻を用いて堆肥ブロック化し、海藻を繁茂させることで、藻場を回復させ磯焼け地域の再生を実現する。