お知らせ
グランプリ当日の様子については、ぜひ以下のムービーをご覧ください 。
趣旨と目的
TOCHIGI TECH PLANTER(とちぎテックプランター)は、全国有数のものづくり県として発展を遂げてきた栃木県から、産学官金が連携して新たな産業を創出するためのプログラムです。栃木県内の大学を中心に、地域から世界を変えようとするチームを発掘・育成することを目的に「とちぎテックプラングランプリ」を開催します。
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人に設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2022年9月1日(木)〜★ 2023年1月6日(金)正午 〆切★
応募方法
こちらからリバネスIDにアクセスし、エントリーフォームへの入力を行なって応募してください。
審査基準
株式会社リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
表彰
最優秀賞…1件
企業賞 …数件を予定
主催
とちぎ次世代産業創出・育成コンソーシアム
【コンソーシアム構成機関】
地域開発パートナー
協力企業
後援
連絡先
株式会社リバネス
〒162-0822 東京都新宿区 下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル5階
(担当:秋永、尹)
電話: 03-5227-4198 Mail:[email protected]
応募からの流れ
9月1日(木)エントリー開始
こちらからリバネスIDにアクセスし、エントリーフォームへの入力を行なって応募してください。書類エントリーでは、チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。
エントリーについてご質問等ある場合、個別にご相談の機会(お電話、オンラインミーティング等)を設けることも可能です。お気軽にお問い合わせください。
〆切 以降、書類審査
12月16日(金)までに提出された内容にもとづき、書類審査を行います。書類審査では、チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
1月 ファイナリスト決定
ファイナリスト決定後、書類審査を通過した希望者に対し、グランプリに向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
2月11日(土)とちぎテックプラングランプリ
株式会社リバネスおよびパートナー企業が審査員つとめ、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行います。グランプリはセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業のみが参加します。審査終了後、表彰式を行います。
グランプリ概要
グランプリ名 | とちぎテックプラングランプリ |
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場 所 | 栃木県庁 研修館 講堂(〒320-8501栃木県宇都宮市塙田1-1-20) |
開催日時 | 2023年2月11日(土) |
参加対象 | セミクローズド:ファイナリスト、パートナー企業、アカデミアの研究者、学生、中高生など |
当日のタイムライン(予定)
13:00〜13:30 主催者挨拶/趣旨説明/審査委員紹介
13:30〜13:45 基調講演
13:45〜14:30 ファイナリストチーム・プレゼンテーション(Presenter1〜3)
14:30〜14:40 休憩
14:40〜15:25 ファイナリストチーム・プレゼンテーション(Presenter4〜6)
15:25〜15:35 休憩
15:35〜16:20 ファイナリストチーム・プレゼンテーション(Presenter7〜9)
16:20〜17:20 協力企業ご挨拶・ライトニングトーク/審査時間
17:20〜18:20 審査結果発表および表彰式
18:30〜19:00 交流会
審査員
東京都立大学大学院工学研究科修士課程修了、修士(工学)。修士1年よりリバネスに参加し、その後リバネス初の新入社員として入社。人材開発事業部を立ち上げ、2012年より執行役員に就任。同年より大阪事業所の立ち上げに関わる。2013年より東京本社に異動し、ものづくり分野のインキュベーション事業、産学連携事業、ものづくり企業の活性化などを担う。
1987年栃木県職員採用。県総合政策部地域振興課長、県教育委員会事務局総務課長、県教育委員会事務局教育次長、産業労働観光部次長兼産業政策課長などを経て2021年4月から現職。
1980年栃木県生まれ。2001年(株)青木製作所入社、2012年同社代表取締役に就任。2020年3月に(株)アオキシンテックへと社名変更。『共生型ものづくり産業に挑む』という経営理念を新たに掲げ、協力工場・大学・ベンチャー・異業種企業等の多様な機関との共生型ネットワーク構築し、世界を変えるものづくりを目指す。ベンチャーの熱とアイデアを形にするリバネススーパーファクトリーグループの一員として『Garage Tochigi』を運営。2020年4月には東京R&Dセンターを開所し、ベンチャーの試作開発や新分野のものづくりに取り組む。
1989年足利銀行に入行。栃木ローンセンター長、桐生市場支店長、コンサルティング営業室長、コンサルティング営業部長、大田原支店長、高崎支店長を歴任後、2021年に執行役員として営業推進部長に就任、現在に至る。
1988年栃木県出身。慶應義塾大学商学部を卒業。2011年(株)Plan.Do.See入社、ブライダル業務に従事。2013年関東職業能力開発大学校生産技術科入学、機械加工技術を学習。2015年オグラ金属(株)入社、(株)NCネットワークに出向し品質保証業務に従事。2016 年(株)メタルワン出向、国内営業業務に従事。2018年オグラ金属(株)に出向復帰、2019年同社取締役に就任、2021年同社常務取締役に就任。製造部・品質保証部・技術部を担当。
1978年栃木県栃木市生まれ。2005年3月東京工業大学大学院(分子生命科学専攻)を修了し、同年4月に製薬会社に入社。その後、2006年に栃木精工に入社、2010年6月より代表取締役に就任。今年で創業73年を迎える栃木精工は、「創意・誠意・熱意」を社訓として掲げ、安心、安全で有用な単回使用医療機器、多種多様なニーズに応える精密パイプ加工、省エネルギー技術を支える軟質磁性材製品の製造販売を通じて、社会に貢献できる企業を目指しています。
1977年栃木県真岡市生まれ。真岡工業高校を中退し放浪の旅へ。2002年総合建設業松本建設株式会社入社と同時に宇都宮工業高校定時制に入学。無事に卒業した矢先、会社は倒産寸前に。試練を乗り越え経営を立て直し、2019年12月より代表取締役就任。経営理念は一言、「ワンチーム」だ。創業95年の老舗だが、昔ながらの土建屋と言われぬよう新たな建設業のあり方に挑戦する。
リアルテックホールディングス株式会社では、エレクトロニクス・新素材・ヘルスケア/医療機器を主な担当領域として経営・事業化の支援を行う他、ファンド運営全般を担当。投資育成先としては、次世代有機EL材料の開発を行うKyulux、半導体レーザデバイスと網膜走査型レーザアイウェアを開発するQDレーザ、光渦マイクロニードル等の開発を行うシンクランド、革新的ケミカルセンシングの開発を行うボールウェーブなどを担当。
ファイナリスト
バルーンアシスト内視鏡でオーバーチューブを人に代わって保持するホルダーを開発した。特にバルーンアシスト内視鏡の長時間保持のサポートや、人工肛門や直腸病変についても、より効率的な内視鏡治療が可能になる。
ロボットを活用して労働力不足等の課題解決を目指す。屋外自律移動の技術を磨き、浅いニューラルネットを用いたゴミ判断システムを開発した。これらを組み合わせて街中で柔軟にゴミ拾いをするロボットを実現する。
顔認証AIとデジタルツイン、ソーシャルロボットシステムを融合させ、町工場での工員のメンタル・健康状態を把握し、アバターやロボットを通じたサポートを行うシステムの社会実装。
知的障がい者の就労機会を増やすことを第一の目的とし、さらに農家の労働緩和のために、畑から収穫したニラをはじめとする葉物野菜の洗浄(土や枯れた葉の除去)および計量を半自動化した装置を開発する。
屋内労働環境におけるロボットの活用は「狭スペースの移動」や「人・障害物の回避」などへの対応が技術的に困難なため、進んでいない。この障壁を打破する「全方向移動ロボット」を開発し、社会実装することで、労働環境の刷新を目指す。
成長過程にある小児は発達の個人差が大きく健常の定義が難しい。そのため検診では偽陽性が多数発生し、本人・保護者・医療機関に大きな負担がかかる。そこでAI技術を利用し「異常なし」の検出に重点を置いた小児心臓検診方法を開発する。
世界中で使用される架橋構造をもつ「ゴム」は、使用後「廃ゴム」となり過半数が焼却処理されている。この「廃ゴム問題」に対して、我々のチームは「修復性・リサイクル性」を兼備えたゴム状弾性体“次世代エラストマー”を開発し解決を目指している。
ホログラムを用いてレーザービームを空間的に制御し、効率よく物質に照射するホログラフィック光学エンジンが開発された。高機能なレーザー加工を高スループット・高光利用効率で実行できることを特徴とする。
人材不足や教育不足などの課題により、職業動作の技能伝承は極めて難しい。そこでデジタル技術により、職業技能動作を挙動曲面にて定量的に可視化し、データベースとして構築することで、新たな動作訓練手法の開発を目指す。
ライトニングトーク
チーム名 | テーマ名 | 発表者所属 | 発表者氏名 |
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株式会社ジムウェイ | 感染対策における消毒作業の大幅削減 | 株式会社ジムウェイ | 長竹 一郎 |
健口科学教材開発チーム「オラオラくん」 | オーラルフレイルケア教材の開発と効果検証 | 国際医療福祉大学 | 武田 真理子 |
基調講演
切通 義弘
細胞構造を模倣したMPCポリマーは、医療で求められる優れた機能を発揮します。一方で、本素材は適切な扱いを受けていないと感じ、後先を考えずに起業したのが2016年でした。第4回ディープテックグランプリに参加したことを契機に多くの人や企業との接点が生まれました。悪戦苦闘の連続の中、医療課題を解決する製品上市に至れたのは、これらの繋がりが医療機器への架け橋となったからに他なりません。2022年には栃木精工株式会社と資本提携を行い、新たな医療機器開発に挑んでいます。