― 2022年 ―

2022年度エントリー
募集締め切りました

お知らせ
趣旨と目的

SHIGA TECH PLANTER(滋賀テックプランター)では、県内に拠点を置く理工系大学や第二創業を目指す企業等から“モノづくり”および“水・環境”等の分野に関連したビジネスシーズを発掘し、メンタリングや専門家による相談機会の提供を通じて事業プランのブラッシュアップを行います。科学技術や情熱をもって滋賀県から世界を変えようとするチームを共に発掘・育成することを目的に「第7回滋賀テックプラングランプリ」を開催します。

対象

リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方。
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人の設立前でもOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。

募集期間

2022年4月1日(金)〜2022年5月17日(火)

応募方法

ウェブサイト(https://id.lne.st/pre_regist?s=tp)にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。

審査基準

滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアムおよびパートナー企業等によって構成される審査員が、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション

表彰

最優秀賞…1件

企業賞 …複数件

主催
【コンソーシアム構成機関】

滋賀県、滋賀大学、滋賀医科大学、滋賀県立大学、長浜バイオ大学、立命館大学、龍谷大学、株式会社滋賀銀行、株式会社関西みらい銀行、公益財団法人滋賀県産業支援プラザ、株式会社リバネス

2022年度パートナー
株式会社関西みらい銀行
京セラ株式会社
株式会社滋賀銀行
タカラバイオ株式会社
東洋紡株式会社
東レ株式会社
株式会社橋本建設
所在地・面談場所

〒552-0007 大阪市港区弁天1-2-30オークプリオタワー403
株式会社リバネス 大阪本社
TEL:050-1743-9799 FAX:050-3737-5299
E-Mail:[email protected]
担当:岸本

〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル5階
株式会社リバネス 東京本社
TEL:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199
E-Mail:[email protected]
担当:川名

応募からの流れ

4月1日(金)エントリー開始 ※締切5月17日(火)

ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを伝える説明会等を大学単位、個別に開催することも予定しています。お気軽にお問い合わせください。

4月中旬〜5月下旬 説明会

株式会社リバネスが、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)に向けて、説明会を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。

5月18日(水)〜 6月上旬 書類審査

5月17日(火)までに提出された内容にもとづき、書類審査を行います。期日までに、チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。

6月10日(金) ファイナリスト決定

書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。

7月9日(土)第7回滋賀テックプラングランプリ 最終選考会

株式会社リバネスおよびパートナー企業からなる審査員に対して、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業に加えて、地元企業や大学の方々も参加します。審査終了後、表彰式を行います。

グランプリ概要

グランプリ名 第7回滋賀テックプラングランプリ
場 所 びわ湖大津プリンスホテル(〒520-8520 滋賀県大津市におの浜4丁目7−7)
開催日時 2022年7月9日(土)(開場12:30、情報交換18:20)
参加対象 ファイナリスト、パートナー企業、アカデミアの研究者、大学生・大学院生、中高生など
※クローズド
※ファイナリスト:9チーム(エントリーから選抜)

当日のタイムライン

12:30- 開場
13:00-13:25 開会式
13:25-13:45 基調講演
13:45-14:30 ファイナリストによるプレゼンテーション(①〜③)
14:30-14:40 休憩
14:40-15:25 ファイナリストによるプレゼンテーション(④〜⑥)
15:25-15:35 休憩
15:35-16:20 ファイナリストによるプレゼンテーション(⑦〜⑨)
16:20-17:20 審査時間・滋賀ジュニアリサーチグラント授与式
17:20-18:20 審査結果発表および表彰式
18:20-19:00 情報交換

審査員

株式会社リバネス
代表取締役社長COO
高橋 修一郎

設立時からリバネスに参画し、教材開発事業やアグリ事業の立ち上げを行う。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築した。さらに独自の研究助成「リバネス研究費」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。2010年より代表取締役に就任。

京セラ株式会社
執行役員 研究開発本部長
仲川 彰一

1988年京セラ株式会社に入社。総合研究所に所属し、シミュレーション技術の普及と開発、セラミックスの衝撃破壊の研究、車載用セラミック基板の開発などに従事。2011年よりSOFC形燃料電池の開発に取り組み、2014年より事業部にて事業化に携わる。2016年、総合研究所(現ものづくり研究所)、2019年先進マテリアルデバイス研究所、2021年4月より研究開発本部を担当し、現在に至る。

タカラバイオ株式会社
取締役 専務執行役員
浜岡 陽

1987年京都大学大学院農学研究科修了。同年日本たばこ産業株式会社入社。2000年寳酒造株式会社(現宝ホールディングス)入社。2002年タカラバイオ株式会社。2004年4月執行役員、2009年6月常務執行役員兼遺伝子医療事業部門副本部長、2015年4月知的財産部担当、2019年4月プロジェクト企画部担当、2020年4月開発本部長などを経て2021年6月より現職。

東洋紡株式会社
イノベーション部門統括、常務執行役員
大田 康雄

1959年滋賀県生まれ。1984年京都大学工学研究科(修士課程)修了。 2005年同大学より博士号(工学)取得 。1984年に東洋紡株式会社に入社、総合研究所(大津市堅田)にて主に高性能繊維の研究開発に従事。2007年より 総合研究所所長、2009年バイオケミカル事業部長、2013年東洋紡米国株式会社社長等を経て現在は同社の常務執行役員としてイノベーション部門を統括。 滋賀で育ったご縁で、少しでも多くの起業家のお手伝いができれば幸いです。

東レ株式会社
フィルム研究所所長
(兼) BSF 技術部主幹
長田 俊一

1995年東レ株式会社に入社し、フィルム研究所(大津市)にて、フィルム製膜プロセス、ナノ積層フィルム、自己治癒フィルム等の研究開発に従事。2012年東麗先端材料研究開発(中国)有限公司フィルム技術部部長、 2016年同材料応用開発センター所長(兼)フィルム技術部部長、2018年 東レ株式会社フィルム研究所所長に就任、2022年より現職。

株式会社橋本建設
代表取締役社長
橋本 健一

1974年滋賀県生まれ。1999年日立公共システム株式会社入社、システムエンジニアとして行政向けシステム構築に携わる。2003年に株式会社橋本建設入社、2019年より同代表取締役。2019年11月彦根商工会議所副会頭就任。前職での経験を活かしICT技術を積極的に取り入れた建設工事を推進中。他にも彦根観光人力車、クラフトビール事業立ち上げなど「まちをつくる会社」として、微力ながら滋賀県の活性化に尽力しています。

株式会社関西みらい銀行
法人業務部地域戦略室長
堀江 明弘

1997年3月に慶應義塾大学経済学部卒業、4月に大和銀行(現りそな銀行)入行。大阪本社で西日本エリアの法人部門の企画推進、従業員組合専従、大阪市内と大阪府下の営業店で法人営業を担当。2017年7月から枚方・寝屋川エリアで法人部長、2019年4月から泉大津支店で支店長を歴任。2021年10月から関西みらい銀行法人業務部地域戦略室長に就任し、現在に至る。

株式会社滋賀銀行
営業統轄部 ソリューション営業室 地域振興グループ 課長
河合 充裕

1992年滋賀銀行入行。主に滋賀県内で支店勤務。2013年錦織支店長、2016年審査部、2017年営業統轄部、2020年6月地域振興室長就任。2021年6月ソリューション営業室に改組。ニュービジネス支援や産学官金連携、官民連携、まちづくりなど地方創生に関わる。

公益財団法人滋賀県産業支援プラザ
常務理事
月瀬 寛二

1980年滋賀県入庁。工業技術センターにて、ものづくり企業への技術指導、企業や大学との共同研究開発に携わる。また、新産業振興課(現モノづくり振興課)では、科学技術施策や産学官連携事業の推進に当たる。2011年滋賀県東北部工業技術センター所長、2014年滋賀県工業技術総合センター所長に就任。2018年より現職。

滋賀県
商工観光労働部 次長
岡田 英基

1994年滋賀県庁入庁。2016年琵琶湖環境部琵琶湖保全再生課長、2017年 農政水産部農政課長を経て米原市副市長に就任。2020年滋賀県庁へ帰任 し、文化スポーツ部管理監就任。2022年4月より現職の滋賀県商工観光労働部次長に就任し、女性活躍やここ滋賀推進についても携わる。

ファイナリスト

医療現場の苦労を減らし隊
【発表者】石山 博章 / 滋賀医科大学
経腸栄養注入作業を楽にするシリンジノズル

経腸栄養の現場では、シリンジを用いて粘度の高い液体を注入する作業が日常的に行われ、シリンジコネクタの頻回な回転脱着や注入時の抵抗増加などによって、看護師さんや介護を行う患者家族の作業負担になっている。そこで、この問題の解決策として作業負担を軽減する改良コネクタを考案した。

てと
【発表者】砂山 渡 / 滋賀県立大学
誰でもデータサイエンス

データサイエンスとは、データから意思決定の根拠となる知識を得る過程と考え方を習得することをいう。アンケートやレビュー記事、報告書、メールなど、目の前に電子テキストがあったときに、誰でもテキストを分析して、その意味を理解したり、新しい発想を得て、次の意思決定に繋げられるようにする。

植物の能力を甘く見るな!
【発表者】塩尻 かおり / 龍谷大学
匂いを介した植物間コミュニケーションを農業へ

植物は被害をうけると匂いを放出する。その匂いを隣接する植物が受容すると、前もって防衛をし迫りくる被害から身を守ることができる。これは、匂いを介した植物間コミュニケーションと呼ばれる現象であり、これまでに40種以上の植物種で確認されている。これを、農業に活かそうという試みである。あぜ道などに生えている雑草を刈り取って匂いを放出させることで、作物の防衛力を高め、農薬の使用を減らすという、一石二鳥を狙う。

つばめ製薬
【発表者】草桶 大輝
次世代点眼薬で点眼困難者を失明から救え

「極微量」+「フリーアングル点眼」という新技術によって、既存点眼薬の未充足ニーズをワンショットで解決し、失明に至る不幸な人をゼロにする。この新技術を日本の製薬企業・医療機器企業にライセンスアウト、日本から世界を相手にビジネスを展開し、既存の眼科治療を簡単・便利なものに変えていく。

バイオミネラルナノファイバー
【発表者】奥田 結衣 / 同志社大学大学院理工学研究科
カサガイの歯の模倣による高強度バイオマスナノファイバーの開発

地上で最も丈夫な生体鉱物であるカサガイの歯の構造を模倣することで、製造に膨大なエネルギーを有する炭素繊維やガラス繊維に代わる新規の高強度バイオマスナノファイバーを森林資源と鉱物資源から開発し、環境に優しく、かつ、丈夫な構造材料として利用する。

フラーレンクリエイター
【発表者】田中 萌 / 滋賀県立大学
水溶性フラーレン重合体の太陽電池への応用

水に溶けるフラーレン重合体の開発を通じて、次世代太陽電池の開発を加速し、自立性の高いエネルギー資源の創成を目指す。

AISLAB
【発表者】李 周浩 / 立命館大学
空間の再構成を行うMobile Module

壁や天井面に一定の間隔でつけた小さい突起を掴みながら移動するMobileModuleに空間内のセンサや照明などのデバイスを乗せることで、部屋の利用状況やユーザーの動きに合わせて空間の再配置ができる、フレキシブルな空間設計を可能とする。

農匠ナビ株式会社
【発表者】小川 諭志
環境に優しく収量も増える稲作自動水管理技術

水田から排出されるメタンは強力な温室効果ガスで、その効果は1ha当たり乗用車の20万km走行に匹敵する。適切な水管理を行うと、最大7割削減でき、節水・増収も可能になる。弊社が開発した給水装置を使ってこれらの水管理を最適に自動化し、脱炭素社会の実現を目指す。

株式会社DNAセキュリティー研究所
【発表者】大島 淳 / 長浜バイオ大学
DNAを識別子とした真贋判定技術

ブランド物のような無生物の場合が多い物品を、DNAを識別子として真贋判定するためには秘匿されたあらかじめ配列のわかっているDNAを物品に塗布または忍ばせることにより遺伝子検査を行なうことが可能である。遺伝子検査にはPCR技術等々を用いる。