お知らせ
グランプリ当日の様子については、ぜひ以下のムービーをご覧ください 。
趣旨と目的
KUMAMOTO TECH PLANTER(熊本テックプランター)は、熊本県・株式会社肥後銀行・国立大学法人熊本大学・一般社団法人熊本県工業連合会・株式会社リバネスの5者が組織する「熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム」によって運営しています。地域の自然環境や技術、農林水産品、文化などの地域資源を、科学技術に基づいて最大限に活用した自然共生型産業などの創出に向けて、次世代技術と情熱をもって熊本から世界を変えようとするチームを発掘・育成することを目的とし、「第9回熊本テックプラングランプリ」を開催します。
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方。
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2024年2月26日(月)〜 2024年5月24日(金)
応募方法
ウェブサイト(https://id.lne.st/pre_regist?s=tp)にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアムおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞…1件
企業賞 …数件を予定
熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム構成機関
2024年 地域開発パートナー企業
2024年 協力企業
2024年 メディアパートナー
問い合わせ
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル5階
株式会社リバネス 地域開発事業部 (担当 西村・福田)
TEL:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199
Mail:[email protected]
※面談は熊本県内での直接訪問の他、オンライン(Zoom、Google Meet等)でも行う予定です。
少しでもご興味ある方は、お気軽にご連絡ください。
応募からの流れ
2月26日(月)エントリー開始
ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
3月~ 5月下旬 説明会・キックオフイベント
エントリーを検討するチームに向けた説明会や、熊本テックプランターのキックオフイベントを行います。事業相談および連携先開拓に向けた議論ができるほか、キックオフイベントではショートピッチを通して熊本テックプランターに参加するイメージを湧かせることが可能です。
オンラインの説明会及びキックオフイベントは、下記日程で実施する予定です。
どなたでも参加できますので、お気軽に参加登録ください。
3月13日(水)18:00-説明会@熊本大学(肥銀アントレプレナーサポートオフィス内)
4月 4日(木)18:00- 説明会@オンライン
4月17日(水)18:00-20:00 ミートアップ/キックオフ@現地開催
5月 9日(木)18:00- 説明会@オンライン
なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
5月24日(金)〜 6月下旬 書類審査
5月24日(金)までに提出された内容にもとづき、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、希望者には応募内容に対するフィードバックを行います。
6月下旬 ファイナリスト決定
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
7月20日(土)第9回熊本テックプラングランプリ
熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアムおよびパートナー企業からなる審査員に対して、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行います。グランプリはセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業に加えて、地元企業や大学の方々も参加します。審査終了後、表彰式を行います。
グランプリ概要
グランプリ名 | 第9回熊本テックプラングランプリ |
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場 所 | 肥後銀行本店ビル2階大会議室 (熊本市中央区練兵町 1 番地) |
開催日時 | 2024年7月20日(土)13:00-17:20 |
参加対象 | セミクローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアムおよびパートナー企業、地元企業や大学の方々) |
当日のタイムライン(予定)
13:00-13:20 開会式(主催者挨拶、趣旨説明、審査員紹介)
13:20-13:27 基調講演
13:27-14:15 最終選考プレゼン(第1部)4チーム(各チーム:プレゼン7分間、質疑応答4分間)
14:15-14:25 休憩
14:25-15:25 最終選考プレゼン(第2部)5チーム(各チーム:プレゼン7分間、質疑応答4分間)
15:25-16:25 審査/ポスターセッション
16:25-16:50 表彰式・閉会式
16:50-17:20 情報交換会
審査員
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。博士過程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教、慶應義塾大学特任准教授を経て、2018 年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる。多くのベンチャー企業の立ち上げにも携わり顧問を務める。
京都大学院工学研究科卒、2012年に経済産業省に入省。同省では中小企業政策やベンチャー支援、再生可能エネルギー推進等を歴任したのち、新卒・中途採用を担当。2021年より熊本県庁に出向し、地場企業中小企業やベンチャー支援等を担当。
1993年株式会社肥後銀行入行。2015年より法人営業部法人営業推進グループ長、肥銀キャピタル株式会社代表取締役社長、秘書室長を歴任し、2021年4月コンサルティング営業部長、2022年4月法人コンサルティング部長に就任。現在に至る。
熊本電波高専卒業後、九州工業大学編入学卒業。大学3年次に株式会社ユウシステムを起業し、福岡/上海/バンコク/マニラに事業展開。2023年、事業承継。2019年クロアポ制度高専第一号として、佐世保高専電子制御工学科 准教授着任。現在、熊本大学熊本創生推進機構イノベーション部門 特任教授、熊本高専リベラルアーツ系 准教授。神山まるごと高専デザイン・エンジニアリング学科 准教授。グロービスMBA。
1982年熊本大学工学部卒業後、熊本県民テレビに入社し、主に報道に携わる。2008年に金剛株式会社に入社。開発本部長兼管理本部長、副社長を経て、2009年より同社代表取締役社長に就任。2021年5月に一般社団法人熊本県工業連合会代表理事会長に就任。
理学療法士としての資格を取得後、神戸大学大学院保健学科博士前期課程(保健学修士)を修了し、リハビリ系の養成校にて教員を務める傍ら、人体解剖や動作解析を専門とした研究を重ねる。その後15年の教育と研究実績を基に社会課題を解決すべく介護事業を展開し、合計806床の住宅型有料老人ホームのDX化に取り組んでいる。 経営方針の基盤は正規分布で言う両端の困難領域を高い専門知識と技術で挑戦し、収益化につなげること。 2021年には、全国初の文部科学省認定研究所「エイジングサイエンスラボ」を設立し、介護業界のエビデンス創出に尽力している。さらには脳卒中専用トレッドミル”スプリットR”をマイスティア社と開発し、ものづくりにも関わる。2023年からコニカミノルタ社とシステム開発に関わる提携を結び、介護業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)のモデルを構築している。
2002年に株式会社NEXYZ.へ入社。2018年5月営業部長に就任し、九州エリアの責任者として民間企業・地方自治体に対して業務用省エネ設備を初期投資ゼロで導入できる「ネクシーズZERO」の営業活動に従事する。
1990年日本ユニシス(当時)入社。地方銀行、ネットバンクの基幹系システム領域を中心に金融機関のシステムの高度化に従事。昨今、地域経済活性化の社会課題に対し、金融機関や地域のステークホルダ、様々なスタートアップと共にビジネスエコシステムを推進し、DX時代におけるサスティナブルな社会の実現に取り組む。
2005年みずほ銀行入行。初任店は福岡において九州の企業の事業拡大をサポート。その後、製造業を中心とした大企業の成長支援業務や海外(欧州・ASEAN)で日系企業の事業拡大支援を経験。2024年4月に新たなチャレンジとして現部署アクセラレーションチームに着任し、次長として、スタートアップ営業推進企画、VCへの出資業務、オープンイノベーション推進、M’s Salon企画運営等の統括を担う。
グランプリファイナリスト
開発中のプロジェクト「G-Core」は、サーバー主体で動作するデバイス設計が特徴である。主要なハードウェアやOSはサーバー上に集約され、ユーザーはディスプレイとバッテリー等の必要最低限の構成の端末を使用する。
本研究では、個々人の行動・判断・意識に注目し、エネルギー消費行動変容を促進する見える化・利用者行動のフィードバック機能と建物設備の運用計測に基づく省エネルギー診断機能を組み合わせた『BI-Tech建物省エネ性能診断・ナッジシステム』の開発である。
- NEXYZ.賞
心の不調を改善するための支援を、自宅で受けられるシステムの開発を行う。具体的には、臨床現場で用いられ、効果をあげている心理療法である箱庭療法を、VR空間で実現するVR箱庭療法システムの開発を目指す。
多孔性圧電膜を用いた薄型でフレキシブルなマイクロホンを開発した。この構造自体は多孔性圧電膜を用いたフレキシブル超音波センサと同様であり、下部電極および上部電極は電気的に収音機や録音機に接続した構成であり、声や心音などの音情報を得ることができる。設計の制約が少ないため、多くのデバイスへの応用が可能となる。
- 最優秀賞
本件は2017年に開発・特許取得した粒状組成物の製造技術を活用し、通常の飲食用途から代替食品、健康食品、介護療養食など活用シーンを広げ、人の心身の健康維持増進に広く役立てて行く事にチャレンジするものである。
- SENSTYLE賞
- リアルテックファンド賞
植物、特にトマト葉表面から網羅的に得た共生微生物群から、灰色カビ病原因菌の生育を抑制する株を選抜した。選抜した細菌株を用いることで、灰色カビ病の防除が可能であることを明らかとした。この研究結果をさらに展開することで、植物共生菌を利用した、効果的で環境に優しい植物病害の防除方法を開発する。
- 優秀賞
産業動物はストレスが大きくなるほど、生産性に悪影響が出る。しかし、農場でのストレス計測法は無く、個体ごとのモニタリングは不可能である。そこで、脈波によるウシ用ウエアラブルストレスセンサ端末を開発し、乳房炎の発生を防ぐ。
- みずほ銀行賞
尿酸値異常は合併症の発生と重症化のリスクであるがその管理は難しい。そこで、尿酸値管理に課題がある方に対し、尿酸値を適切に管理するためのプランの提案、継続支援を行い、最終的に健康寿命の延伸、および医療費の削減に貢献する。
- BIPROGY賞
- 優秀賞
抗菌剤の開発を上回るスピードで抗菌剤耐性菌が出現している。その耐性の仕組みを阻害し、再び抗菌剤が効くようにする化合物「抗菌剤アジュバント」を発見・改良・効果検定を速やかに進める技術で、人や家畜の健康の課題の解決を目指す。