お知らせ
趣旨と目的
HIROSHIMA TECH PLANTER(広島テックプランター)は、 広島で世界を変革する力をもったアントレプレナーを発掘・育成し、世界の課題の解決と地域における新たな産業創出を実現することを目指すプログラムです。広島で熱意を持って研究・開発に取り組む個人やチームが、その研究成果を自律的かつ継続的に社会実装していくための契機を獲得する場として、「第4回広島テックプラングランプリ」を開催します。
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方。
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人の設立前でもOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2023年9月11日(月)〜2023年12月15日(金)
応募方法
ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
株式会社リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
表彰
最優秀賞…1件
企業賞 …数件を予定
主催
特別共催
地域開発パートナー
特別協力
所在地・面談場所
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル5階
株式会社リバネス 東京本社
TEL:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199
E-Mail:[email protected]
担当:中島、石澤
※面談は広島県内での直接訪問の他、オンライン(Zoom、Google Meet、Skype、whereby 等)でも行う予定です。
応募からの流れ
9月11日(月)エントリー開始
ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。エントリーについてご質問等ある場合、個別にご相談の機会をもうけることも可能です。お気軽にお問い合わせください。
9月〜11月下旬 説明会
株式会社リバネスが、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)に向けて、説明会を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
12月15日(金)エントリー締切
締切までに提出された内容にもとづき、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、希望者には応募内容に対するフィードバックを行います。
1月中旬 ファイナリスト決定
書類審査を通過した希望者に対し、グランプリに向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
2月10日(土)第4回広島テックプラングランプリ
広島県内主要機関およびパートナー企業からなる審査員に対して、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行います。グランプリはセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業に加えて、地元企業や大学の方々も参加します。審査終了後、表彰式を行います。
グランプリ概要
グランプリ名 | 第4回広島テックプラングランプリ |
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場 所 | ひろぎんホールディングス本社ビル 4F 大ホール (広島県広島市中区紙屋町1丁目3番8号) |
開催日時 | 2024年2月10日(土)13:00-18:00 (情報交換 18:00-19:00) |
参加対象 | ファイナリスト、パートナー企業、アカデミアの研究者、大学生・大学院生、中高生など ※セミクローズド(事前登録制にて開催) ※ファイナリスト:9チーム(エントリーから選抜) |
当日のタイムライン(予定)
12:30-13:00 開場
13:00-13:25 主催者挨拶・審査員紹介
13:25-13:45 先輩ベンチャーによる基調講演
13:45-14:30 ファイナリストプレゼン①〜③(発表7分:質疑7分)/1チーム
14:30-14:40 休憩
14:40-15:25 ファイナリストプレゼン④〜⑥(発表7分:質疑7分)/1チーム
15:25-15:35 休憩
15:35-16:20 ファイナリストプレゼン⑦〜⑨(発表7分:質疑7分)/1チーム
16:20-17:10 ライトニングトーク・ポスター交流会・(審査会)
17:10-18:00 表彰式・閉会式
18:00-19:00 情報交換会
審査員
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。リバネスの設立メンバー。リバネスの研究所を立ち上げ、研究支援・研究開発事業の基盤を構築した。これまでに「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのプラットフォーム「L-RAD」など、独自のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだ事業を数多く主導している。2010年より代表取締役社長COO。
1970年生まれ。1993年広島銀行入行、2001年から法人営業部にてM&A、ビジネスマッチング、IT・ベンチャー支援・産学官連携などに従事。2019年新市支店長、2022年国際営業部長を経て、2023年から現職。
現在、広島ベンチャーキャピタルにて地域のスタートアップや大学発ベンチャー投資に従事。2000年から一貫して地域の創業支援やベンチャー企業支援に携わり、その間、広島銀行本部での在籍期間においては広島県内大学との提携により、地域の産学官連携を推進してきた。大学発ベンチャーに限定した投資ファンドを組成するなど、大学シーズの事業化支援を積極的に行っている。
2008年に入社。約2年間の製造現場を経て、2010年より営業に従事。部門横断的な活動実績より、中堅社員を中心としたカーボンニュートラルに向けた取組、中期経営計画策定などのプロジェクトチームに参画。「面白い」をコンセプトに、楽しみながら日々の営業活動に取り組んでいる。性格診断は起業家型である。
2001年入社後、金融機関様向けシステムのエンジニアとして、大規模ミッションクリティカルシステムの開発に従事。専門領域はデータベース、ミドルウェア。並行して新規事業開発への取組みを進め、2018年より現職。オープンイノベーション推進の責任者としてスタートアップやVCとの連携を担当し、社会課題解決を目指す新規事業開発に取り組む。
愛媛県伊予市出身。2003年入社以来、商品開発部門に従事し、現場のニーズを捉えたものづくりを信念に数多くの商品開発に携わる。2022年12月より現職に至り、事業領域の拡大や新規事業の創出に挑戦中。2023年12月現在、全国83の販売拠点を有し、建設・設備・電設パーツの総合メーカーとして建設作業の合理化・省力化につながる事業を推進している。
1995年に丸善製薬株式会社に入社。自然界の有用植物を研究対象とし、化粧品や食品原料の開発につながる機能性評価業務に携わる。2023年より自社にない知識・技術を導入し、イノベーションの創出につなげる部門も担当。「ひと、社会、企業、自然」と共生しながら世界に向け自然の恵みをお届けすべく、異分野への応用も含め、天然由来成分の新たな価値の創造に挑戦している。
東北大学を卒業後、研究開発型半導体ベンチャーで経営企画などを経て、2015年にリアルテックホールディングスに参画。2020年に地域発のベンチャーへ積極的な投資を行う「グローカルディープテックファンド」の組成をリード。参画企業である地域金融機関や事業会社と連携して、優れた技術を持つベンチャーを支援・育成することで、世界の課題解決と地域経済の活性化を目指す。
基調講演
松浦 康之
〜バイオデザインによる医療機器スタートアップへの挑戦事例〜
2018年から1年間インドにて、全インド医科大学でバイオデザインフェローシップに参加し、未解決の臨床現場ニーズを解決する医療機器のアイデアを創出。帰国後、広島大学にてバイオデザインを指導しつつ、2022年にインド人共同創業者と共に株式会社Medlarksを創業し日印での事業化に挑戦中。2023年より叡啓大学 勤務。
ファイナリスト
高度な情報化社会においてコンピュータの消費電力低減は必要不可欠である。我々は革新的メモリ材料「単分子誘電体」を用いた新たな次世代不揮発メモリにより低消費コンピュータ実現の道を切り拓く。
- 最優秀賞
- 広島銀行賞
- リアルテックファンド賞
牡蠣剥きには、手間・時間・重労働という課題があり、担い手不足による牡蠣養殖業者の廃業や、価格の高騰などが懸念されている。これらの問題を解決すべく、安価で小型の牡蠣剥きロボットを開発する。
広島大学、島田教授らの発表した哺乳類の簡便な雌雄産み分け技術を用いて、世界初の実用的なブタの雌雄産み分け技術を開発、社会実装することで畜産業の効率化、地球リソースの最適化を目指している。
従来の柔らかさでパッシブに身体にフィットするだけの寝具、ロボット化しアクティブにフィットすることで従来世界に無かった寝具性能の飛躍と快眠の伸びしろを引き出す。
- BIPROGY賞
カキに感染するOstreid Herpesvirus1の海水内での拡散を数理モデルを用いて解析することで牡蠣のウイルス感染を自然環境のみで制御する。
- MARUI賞
- 広島VC賞
Virtual Reality(VR)による治療は小児でより効果的である。小児がんの患児ががんを学び、がんをやっつけるVRゲームを「はたらく細胞」協力の下で開発し、実際の患児を対象にして研究を行っていく。
流体、粉体、混相流等のシミュレーションおよびAIに関する技術支援。主に、シミュレーションとAIによる設計・プロセスの最適化、シミュレーションの技術(者)の確立の支援を行う。
- ナガト賞
肝臓病、糖尿病、各種がんなどの病態において血中のアミノ酸濃度のパターンが健常な状態とは異なることを利用して、複数の病態を一括して診断可能な小型装置を開発し、家庭でのヘルスケアとして役立てて健康な社会の実現に寄与する。
食品残渣を用い、魚油に含まれるDHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸(PUFAs)を生産する微生物を培養し、培養産物を①PUFAsが豊富な鶏卵や鶏肉等の家禽製品の生産、②海産養殖魚の生産に利用する技術の社会実装を目指す。
- 丸善製薬賞
ライトニングトーク
チーム名 | 所属 | 発表者 | テーマ |
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TSTジャパン株式会社 | 古田 兼三 | 降雨雪計測DX化で社会課題解決 | |
サイエンスラボ同好会 | 近畿大学 | 及川 陽香 | 地元大学生による次世代育成 |
物理学習をユニバーサルにする会 | 広島工業大学 | 鈴木 貴 | ユニバーサルデザインの科学学習用教材の開発 |
株式会社シーテックヒロシマ | 今井 道夫 | フジツボ絶対とるマンを作りたいんじゃ |