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2021年度登壇者である群馬高専清水氏とパートナー企業の浅野社が、共同で垂直軸型風車向け「風レンズ」の試作を開発

株式会社浅野(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:浅野誠)と独立行政法人国立高等専門学校機構群馬工業高等専門学校(略称:群馬高専、群馬県前橋市、校長:三谷卓也)は、浅野の持つ金属加工技術を活かし、群馬高専の学生が発案した垂直軸型風車向け「風レンズ」の社会実装に向けた試作機を開発しました。

株式会社浅野は、新技術と連携した課題解決型ビジネスの創出を目的に「ぐんま次世代産業創出・育成コンソーシアム」が主催する2021年度の「ぐんまテックプランター」プログラムの地域開発パートナーとして参加しました。2021年7月10日(土)に開催された第1回ぐんまテックプラングランプリでは、群馬高専の学生である清水敬太氏を中心としたチーム「あつまれ! グンマの風」と出会いました。

 

写真:ぐんまテックプラングランプリ2021登壇の様子

 

「あつまれ! グンマの風」は、群馬高専の「流体研究室」(指導教員:矢口久雄准教授)に所属する清水氏を中心に、発電効率の低さが課題となっている垂直軸型風車の改善を目的として「風レンズ(ツバ付きディフューザ)」と呼ばれる集風装置の研究開発に取り組んできました。「からっ風」など強風で知られる群馬県ですが、風力発電を導入している都道府県の中での導入件数は全国ワースト1・2位に甘んじている状況であり、「あつまれ! グンマの風」は現状を変える可能性があります。 グランプリでの出会いをきっかけに、群馬特有の季節風に対応できる高効率の風力発電を手軽に導入する事業プランの社会実装へ向け、2021年秋頃から連携議論をスタートしました。2022年4月に群馬県から公募のあった「ぐんま技術革新チャレンジ補助金」にも採択されるなどして、社会実装へ向けた研究開発を進めてきました。そして、この度株式会社浅野の本社敷地内に、高さ約1.5mの試作機が完成し、性能評価試験を開始しました。

 

写真:試作の「風レンズ」を装着した垂直軸型風車(浅野社敷地内)

また浅野は、令和3年度の群馬高専専攻科課題解決型実験に対して「溶接を用いない金属接合技術の開発」を課題として提案し、テーマに選定されるなど、ぐんまテックプランター参加を機に高専との教育面での連携も深めています。浅野は、これら産学連携の取り組みをさらに発展させ、引き続き地域の教育面、産業面での活性化を進めてまいります。

 

 

【本件に関するお問合せ先】
株式会社リバネス 東京本社 担当:伊地知(いじち)・海浦(かいうら)
電話:03-5227-4198 メールアドレス:[email protected] FAX:03-5227-4199

 

 

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